【テックアカデミー・Unityコース】体験記

プログラミングスクール『テックアカデミー』のUnityコースを受講した体験談や、学習内容の紹介をしたいと思います。

最終課題提出の注意点【テックアカデミー・Unityコース体験記 ⑫】_TECHACADEMY Unity

※注意:

私がこのコースを受講したのは2019年4月頃です。

執筆しているのは2021年6月ですが、コースの内容は当時とは内容が変わっている可能性があるので注意してください。

 

この記事をご覧いただきありがとうございます。

カバかもんです。

シナリオライターをやっています。まだ一年目のペーペーです。

 

このシリーズでは私がプログラミングスクール『テックアカデミー・Unityコース』を受講した感想をお伝えしたいと思っています。

あくまでも私が見聞きした範囲の話になるので、フワッと参考になさるぐらいに留める方がいいかもしれません。

どうぞよろしくお願いします。

 


 

前回、『オリジナルゲーム制作での評価やコンテスト等について』お話しすると書きましたが、そちらは次回以降に譲り、

今回は『提出に関する注意』に関してお話しさせていただきたいと思います。

 

提出するのも一苦労

テックアカデミー・Unityコースの最終課題『オリジナルゲーム制作』は、Google PlayやAppStoreにてゲームを公開することで合格できます。

しかしながら公開作業に意外と手こずり、最悪の場合は提出日までに公開できなくなる恐れが少なからずあります。

 

AppStoreはMacOSがないと無理

実はiPhoneiPadで遊べるゲームは、『製作者側がMacを使っていないとダメ』という決まりがあります。厳密には、提出するゲームをXcodeというもので変換しなくてはならないのですが、それはMacにしかできないことなのです。

解決策はミニマックなどのお安い製品を買うなど極力費用を抑えるしかありませんが、それでも8万円程度はかかるかと思います。

将来的にはiPhoneiPadでもXcodeを利用できるようにするという声明がApple社からされたと聞きましたが、2021年6月の時点ではまだMacを使うしか手段がないと思います。

 

Google Playに出さないという選択肢はない

ここからはうろ覚えでお話しするので詳しくはご自身でお調べいただきたいのですが、

AppStoreにゲームを公開する場合は二週間以上審査にかかる場合があるそうです。

また内容によっては審査に落ちる場合もあり、AppStoreのみで課題を提出するのはリスキーだと私は思います。

Google Playでは審査は一週間ほど、しかも審査に落ちることは稀らしいので、課題提出を間に合わせることを考えればGoogle Playにとりあえず公開しておく方が無難だと私は思います。

ちなみにAppStoreの利用料は年間約1万円、Google Playの場合は一度3000円程度を支払えばそれでOKなので、課題の提出だけを考えるならGoogle Playの方が圧倒的に割安です。

 

Google Play提出時の大きな障害

私は当初、Google Playのみ公開しようとしておりましたが、そこで意外な壁にぶち当たってしまいました。

実はアンドロイド用のアプリにはAPIというバージョンの規格があり、Google側が定期的に更新をするのですが、Unityのバージョンや設定によってはGoogle Play側から、「そんな古いバージョンのアプリは受けつけられないよ」と自動ではじかれてしまいます。

私はその問題の解決に四苦八苦し2,3日費やすことになったのですが、もし期限ギリギリに提出しようとしていたら間に合わなかったと肝を冷やしました。このようなトラブルも念頭に置いて、余裕をもって提出されるのをお勧めします。

ちなみに私は↓のサイトなどを参考にして解決しました。参考になさってください。

http://blog.lab7.biz/archives/26146976.html

 

事前の回避策として、最新バージョンのUnityを使ってゲームを作ることが最も無難だと思います。しかしながらテックアカデミーのテキスト教材ではバージョン……教材制作時の最新バージョンで作るよう指定されており、異なるバージョンを使って制作をすると細かい機能などの違いから無事学習が進められるか心配になると思います。

テックアカデミー側が現状に合わせて教材を更新していればこのような問題は起こらないのですが、恐らく現在でも何年も前に作られた古い教材のままで、上記に並べ立てた注意点に関しては何一つ記載していません。課題に取り掛かるうちに初めて事実を知って驚愕し、メンターに相談するか自分自身で解決するしかありません。

この点も私が、「テックアカデミーのテキスト教材はクソだ!」と言及する理由の一つです。高い金払ってるんだから、せめて一年ごとに教材の更新ぐらいしやがれ。

 

ついでですが、もしあなたが最新のUnityでゲームを作ろうとする場合は、バージョン名に『LTS』( = Long Term Support【長期サポート】)と付いているものを使われるのをお勧めします。理由は新しすぎるバージョンだと不具合が潜んでいて妙なところで詰んでしまうからです。LTSバージョンはUnity側が推奨するバージョンなので安心して使うことが出来ます。

 

意外な抜け道

私のメンターは、「もしGoogle PlayやAppStoreで公開できなくてもデータをくれれば評価するし、最悪、個人ゲーム投稿サイトに投稿したものでもOKにする」とおっしゃってくれました。(本当はダメなのかもしれませんが……)

個人ゲーム投稿サイトなら審査がなく利用料無料で公開できるため費用がかかりませんし、提出期限間際に公開しても課題の提出を間に合わせることができます。

にっちもさっちもいかなくなった際に、最終的にはこのような手段もあるということでご紹介させていただきます。サイトは『Unityroom』がお勧めです。

unityroom.com

 

それでも大手で公開するべき

「個人ゲーム投稿サイトでいいなら、タダだしそれでいいじゃん!」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、それでも私はGoogle Playなどの大手プラットフォームにゲームを公開するべきだと思います。

なぜならポートフォリオ(作品集)でオリジナルゲームを紹介する際に、Google Playにて配信中』と記載した方が見栄えが良くなるからです。

本コースはあくまでもUnityを扱う職業に就くことを目的にしているので、そのような採用では少なくともゲームを0から作って公開までの行程を理解できている人材を求められています。そしてそのような技術者を求める企業は主にAppStoreやGoogle Playにて収益を上げています。もしあなたがそのような職種の採用を目指している場合、大手プラットフォームへの公開は最低でも身につけておくべきノウハウだと思うので、気後れせず挑戦なされることを私はお勧めします。

 


 

次回こそ、『提出したアプリの評価、コンテスト』に関してお話ししたいと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。