最終課題提出の注意点【テックアカデミー・Unityコース体験記 ⑫】_TECHACADEMY Unity
※注意:
私がこのコースを受講したのは2019年4月頃です。
執筆しているのは2021年6月ですが、コースの内容は当時とは内容が変わっている可能性があるので注意してください。
この記事をご覧いただきありがとうございます。
カバかもんです。
シナリオライターをやっています。まだ一年目のペーペーです。
このシリーズでは私がプログラミングスクール『テックアカデミー・Unityコース』を受講した感想をお伝えしたいと思っています。
あくまでも私が見聞きした範囲の話になるので、フワッと参考になさるぐらいに留める方がいいかもしれません。
どうぞよろしくお願いします。
前回、『オリジナルゲーム制作での評価やコンテスト等について』お話しすると書きましたが、そちらは次回以降に譲り、
今回は『提出に関する注意』に関してお話しさせていただきたいと思います。
提出するのも一苦労
テックアカデミー・Unityコースの最終課題『オリジナルゲーム制作』は、Google PlayやAppStoreにてゲームを公開することで合格できます。
しかしながら公開作業に意外と手こずり、最悪の場合は提出日までに公開できなくなる恐れが少なからずあります。
AppStoreはMacOSがないと無理
実はiPhone、iPadで遊べるゲームは、『製作者側がMacを使っていないとダメ』という決まりがあります。厳密には、提出するゲームをXcodeというもので変換しなくてはならないのですが、それはMacにしかできないことなのです。
解決策はミニマックなどのお安い製品を買うなど極力費用を抑えるしかありませんが、それでも8万円程度はかかるかと思います。
将来的にはiPhone、iPadでもXcodeを利用できるようにするという声明がApple社からされたと聞きましたが、2021年6月の時点ではまだMacを使うしか手段がないと思います。
Google Playに出さないという選択肢はない
ここからはうろ覚えでお話しするので詳しくはご自身でお調べいただきたいのですが、
AppStoreにゲームを公開する場合は二週間以上審査にかかる場合があるそうです。
また内容によっては審査に落ちる場合もあり、AppStoreのみで課題を提出するのはリスキーだと私は思います。
Google Playでは審査は一週間ほど、しかも審査に落ちることは稀らしいので、課題提出を間に合わせることを考えればGoogle Playにとりあえず公開しておく方が無難だと私は思います。
ちなみにAppStoreの利用料は年間約1万円、Google Playの場合は一度3000円程度を支払えばそれでOKなので、課題の提出だけを考えるならGoogle Playの方が圧倒的に割安です。
Google Play提出時の大きな障害
私は当初、Google Playのみ公開しようとしておりましたが、そこで意外な壁にぶち当たってしまいました。
実はアンドロイド用のアプリにはAPIというバージョンの規格があり、Google側が定期的に更新をするのですが、Unityのバージョンや設定によってはGoogle Play側から、「そんな古いバージョンのアプリは受けつけられないよ」と自動ではじかれてしまいます。
私はその問題の解決に四苦八苦し2,3日費やすことになったのですが、もし期限ギリギリに提出しようとしていたら間に合わなかったと肝を冷やしました。このようなトラブルも念頭に置いて、余裕をもって提出されるのをお勧めします。
ちなみに私は↓のサイトなどを参考にして解決しました。参考になさってください。
http://blog.lab7.biz/archives/26146976.html
事前の回避策として、最新バージョンのUnityを使ってゲームを作ることが最も無難だと思います。しかしながらテックアカデミーのテキスト教材ではバージョン……教材制作時の最新バージョンで作るよう指定されており、異なるバージョンを使って制作をすると細かい機能などの違いから無事学習が進められるか心配になると思います。
テックアカデミー側が現状に合わせて教材を更新していればこのような問題は起こらないのですが、恐らく現在でも何年も前に作られた古い教材のままで、上記に並べ立てた注意点に関しては何一つ記載していません。課題に取り掛かるうちに初めて事実を知って驚愕し、メンターに相談するか自分自身で解決するしかありません。
この点も私が、「テックアカデミーのテキスト教材はクソだ!」と言及する理由の一つです。高い金払ってるんだから、せめて一年ごとに教材の更新ぐらいしやがれ。
ついでですが、もしあなたが最新のUnityでゲームを作ろうとする場合は、バージョン名に『LTS』( = Long Term Support【長期サポート】)と付いているものを使われるのをお勧めします。理由は新しすぎるバージョンだと不具合が潜んでいて妙なところで詰んでしまうからです。LTSバージョンはUnity側が推奨するバージョンなので安心して使うことが出来ます。
意外な抜け道
私のメンターは、「もしGoogle PlayやAppStoreで公開できなくてもデータをくれれば評価するし、最悪、個人ゲーム投稿サイトに投稿したものでもOKにする」とおっしゃってくれました。(本当はダメなのかもしれませんが……)
個人ゲーム投稿サイトなら審査がなく利用料無料で公開できるため費用がかかりませんし、提出期限間際に公開しても課題の提出を間に合わせることができます。
にっちもさっちもいかなくなった際に、最終的にはこのような手段もあるということでご紹介させていただきます。サイトは『Unityroom』がお勧めです。
それでも大手で公開するべき
「個人ゲーム投稿サイトでいいなら、タダだしそれでいいじゃん!」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、それでも私はGoogle Playなどの大手プラットフォームにゲームを公開するべきだと思います。
なぜならポートフォリオ(作品集)でオリジナルゲームを紹介する際に、『Google Playにて配信中』と記載した方が見栄えが良くなるからです。
本コースはあくまでもUnityを扱う職業に就くことを目的にしているので、そのような採用では少なくともゲームを0から作って公開までの行程を理解できている人材を求められています。そしてそのような技術者を求める企業は主にAppStoreやGoogle Playにて収益を上げています。もしあなたがそのような職種の採用を目指している場合、大手プラットフォームへの公開は最低でも身につけておくべきノウハウだと思うので、気後れせず挑戦なされることを私はお勧めします。
次回こそ、『提出したアプリの評価、コンテスト』に関してお話ししたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
オリジナルゲームの紹介【テックアカデミー・Unityコース体験記 ⑪】_TECHACADEMY Unity
※注意:
私がこのコースを受講したのは2019年4月頃です。
執筆しているのは2021年6月ですが、コースの内容は当時とは内容が変わっている可能性があるので注意してください。
この記事をご覧いただきありがとうございます。
カバかもんです。
シナリオライターをやっています。まだ一年目のペーペーです。
このシリーズでは私がプログラミングスクール『テックアカデミー・Unityコース』を受講した感想をお伝えしたいと思っています。
あくまでも私が見聞きした範囲の話になるので、フワッと参考になさるぐらいに留める方がいいかもしれません。
どうぞよろしくお願いします。
今回は実際に私がオリジナルゲーム制作の課題で作成したアプリをご紹介します。
『Smile Me Baby』
現在、GooglePlayとUnityroomにて配信しております。
よろしければちょっとお試しください。
……といいたいところですが、初めてリリースしたゲームですので、色々と拙いところが多く、恥ずかしいので、やっぱりプレイしていただかなくても結構です。
概要は、ゲームが始まると画面中央の赤ちゃんが泣きだすので、ある一定の時間が経過するまで赤ちゃんが完全に期限を損ねないようお世話をするというものです。
赤ちゃんがぐずりだすとフキダシが出てきて、おむつ、ミルク、ガラガラ、枕が表示されるので、画面下部のスロットに並ぶ物の中から、フキダシに表示された物と同じものをタッチ操作で掴んで運び、フキダシと重ねて消すことで赤ちゃんの期限が直るという内容です。
アイテムスロットの実装
今作の主だった目標は、前回にも述べた通りアイテムスロットの実装です。
画面下部のスロットはちゃんとスロット部分と絵が分かれており、
スロットに格納するべきアイテムの数を数え、
必要な分スロットが生成され、
生成されたスロットに必要なアイテムのデータが格納され、
ドラッグするとオブジェクトが座標移動し、
ドロップするとドロップ先にオブジェクトのデータが移行する
という仕組みを実装しました。
テックアカデミーの学習内容にはない技術だったのですが、メンターの指導のおかげもあり無事実装出来て素直に達成感を感じられました。
DoTweenの導入
DoTweenはプラグインと呼ばれるUnityの追加機能の一つです。プラグインの種類が豊富なこともUnityの利用するメリットの一つです。
その中でも特に有名なのはDoTweenで、静止画をアニメーションによって動かすことが出来るという代物です。
プログラムで動かすのですが、その導入は超簡単!
テックアカデミーの講座では紹介されませんが、Unity開発者なら知っていて当然、使っていて当然の機能なので、ぜひ参考になさってください。
というか、それぐらい教えとかんかい! って感じです。
選べる難易度
今作は3ステージでクリアとなっているのですが、さすがにボリューム不足のため、三つの難易度を設定しました。開発末期は、ひたすら試遊をくり返して難易度調整ばかりしていました。
次回は、『オリジナルゲーム制作の提出時の注意』に関してお話ししたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
私が立てたオリジナルゲームの企画【テックアカデミー・Unityコース体験記 ⑩】_TECHACADEMY Unity
※注意:
私がこのコースを受講したのは2019年4月頃です。
執筆しているのは2021年6月ですが、コースの内容は当時とは内容が変わっている可能性があるので注意してください。
この記事をご覧いただきありがとうございます。
カバかもんです。
シナリオライターをやっています。まだ一年目のペーペーです。
このシリーズでは私がプログラミングスクール『テックアカデミー・Unityコース』を受講した感想をお伝えしたいと思っています。
あくまでも私が見聞きした範囲の話になるので、フワッと参考になさるぐらいに留める方がいいかもしれません。
どうぞよろしくお願いします。
今回は当時の私が『どのようなオリジナルゲームを作ろうと思ったか』についてお話ししたいと思います。
大きなプロジェクトは無理
前回述べた通り当時の私はシナリオライター志望で、具体的にはRPGやアドベンチャーゲームのシナリオに携わりたいと思っていました。そのための実績作りの一環としてオリジナルゲームを作ろうとしていたので、それらのジャンルに倣ったゲームを作るつもりでいました。
ですがUnityコースの受講を始め、オリジナルゲーム制作にたどり着いたときは、あとひと月半しか期間は残されていませんでした。この期間では一人で長いシナリオを持つゲームを作るのは不可能でした。そもそもシナリオを用意するだけでもそのぐらいの時間は欲しいものです。受講前からシナリオを用意していなかったことを後悔しました。
先を見据えて
ですのでオリジナルゲームを企画するにあたり私は、『シナリオが要らないこと』、『本来作りたかったゲームに必要なシステムを実装すること』の2つをテーマにしました。
Unityコースの受講終了までに理想とするものが作れなくても、修了後に時間をかけて作ろうと決め、今回はそれに繋げられればよしと考えたのです。
ではどのようなシステムが必要だったのかというと、特に習得したかったことが2つ、
『メッセージウィンドウ並びにCSVデータによるシナリオの管理』と『アイテムスロット』です。
当時の私が特に作りたかったのは『逆転裁判』のようなアドベンチャーゲームで、それにはどうしてもこれらの機能が必要でした。
「なぜアイテムスロットを?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、アドベンチャーゲームの探索部分などを作る際にはどうしても必要な機能だったからです。
目標は『アイテムスロット』
結局私は『アイテムスロット』を自作すること、それを主軸に据えたゲームを作ることに決定しました。メッセージウィンドウにしなかったのは、結局テキストを書くことになることと、ちょうどよい外部の教材が見つからなかったからです。
アイテムスロットに関してはこちらの方の投稿者さんの動画を大いに参考にさせていただきました。しばらく更新が滞っていらっしゃいますが、シュミレーションRPGのバトルシステムのように、『マスごとにキャラクターを移動させる仕組み』や、後々お世話になるDoTween、JsonUnilityなどの解説もなされいらっしゃるので、読者の皆さんの参考にもなるかと思いご紹介させていただきます。
次回は実際に私が作ったオリジナルゲームをご紹介させていただきたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
受講した動機【テックアカデミー・Unityコース体験記 ⑨】_TECHACADEMY Unity
※注意:
私がこのコースを受講したのは2019年4月頃です。
執筆しているのは2021年6月ですが、コースの内容は当時とは内容が変わっている可能性があるので注意してください。(これまで2020年4月からと記載していました、正しくは2019年からでした。申し訳ございません)
この記事をご覧いただきありがとうございます。
カバかもんです。
シナリオライターをやっています。まだ一年目のペーペーです。
このシリーズでは私がプログラミングスクール『テックアカデミー・Unityコース』を受講した感想をお伝えしたいと思っています。
あくまでも私が見聞きした範囲の話になるので、フワッと参考になさるぐらいに留める方がいいかもしれません。
どうぞよろしくお願いします。
前回、どんなオリジナルゲームを作るかは、あなたがUnityコースを受講する目的に合わせるべきだと述べました。
では、私の場合はどのような目的でUnityコースを受講するようになったのか、その目的に関してお話ししたいと思います。
当時の私
このコースを受講した2019年4月、当時の私はシナリオライターになりたくて専門校で学習をしていたのですが、一年半経過しても一向に賞や仕事にありつけず、ヤキモキしていました。
ちなみにシナリオの学習時間を最大限手に入れるために、私は無謀にも仕事を辞め、実家に住み、アルバイト生活を送っていました。そのアルバイトは肉体労働系で、当時30歳を超えていたこともあり、かなり消耗していました。
年も年の上に実績もなく、うんざりした労働を送る日々……私はどんな手段を使ってでも現状を手っ取り早く打破できないかと考えを巡らすようになりました。
ゲームシナリオライターの採用条件
ゲームシナリオライターの求人要項を見ると中途採用では、『商業シナリオライティング実務経験』がほぼ必須です。つまりシナリオライターとして仕事がしたいのに、まずはどこか余所で仕事を取ってこいということになります。当時の私では手掛かりなしの無理ゲーでした。
無理な項目はおいて他の項目に目をやると、『ゲーム業界経験者』という項目がありました。
つまり、アルバイトでも何でもいいからゲーム会社に勤めていたことがある人という事ができます。どうせアルバイトするなら、ずっと続けても何の箔にもならない肉体労働するよりも絶対にマシだと思い、私はゲーム会社のアルバイト求人を探りました。
それから私は『スクリプター職』に注目しました。スクリプターとは、シナリオライターの書いたシナリオをデータ化して、ゲーム上でキャラクターが会話できるようにする仕事のことです。スクリプターは他の職種と比べてアルバイト採用が多く見受けられました。おまけにシナリオライターの募集要項に、『スクリプト作業の実務経験』という記載もちらほらあったので、私の目的にピッタリだと思うようになりました。
Unityをサブウェポンに
そしてスクリプターの採用条件を調べたところ、『プログラミングの基礎知識』『UnityやUnrealEngineなどのゲームエンジンの実務経験』という項目が多く見受けられました。
はい。ここでやっとUnityと繋がりましたね。話が遠回りしてすみません。
つまり私は、シナリオライターになりたいと思っていながら、当時の労働環境が厳しく、とっととどんな職種でもいいからゲーム業界で経験を積みたくて、Unityに手を出した。というのがUnityコースを受講するに至った顛末です。遠回りのように見えますが、当時はこれが近道だと思っていたのです。
私は『Unityを扱える証明』を足掛かりに、『ゲーム業界で経歴を積む』+『その内シナリオの仕事も取る』→『シナリオライターとしてジョブチェンジ!』という道を歩もうと決めました。
次回は『具体的にどのようなオリジナルゲームを制作しようと思ったのか』に関してお話したいと思います。 最後までご覧いただきありがとうございました。
オリジナルゲーム制作・企画する前に【テックアカデミー・Unityコース体験記 ⑧】_TECHACADEMY Unity
※注意:
私がこのコースを受講したのは2019年4月頃です。
執筆しているのは2021年6月ですが、コースの内容は当時とは内容が変わっている可能性があるので注意してください。(これまで2020年4月からと記載していました、正しくは2019年からでした。申し訳ございません)
この記事をご覧いただきありがとうございます。
カバかもんです。
シナリオライターをやっています。まだ一年目のペーペーです。
このシリーズでは私がプログラミングスクール『テックアカデミー・Unityコース』を受講した感想をお伝えしたいと思っています。
あくまでも私が見聞きした範囲の話になるので、フワッと参考になさるぐらいに留める方がいいかもしれません。
どうぞよろしくお願いします。
以前紹介したような、教材にひと工夫を加えるだけの抜け道はおいて、一から自分で考えたゲームを制作する際、どのように考えればよいでしょうか?
目標設定が大事
まず、初めてリリースしたゲームが注目されるようなことはありえません。『処女作で華々しい大ヒット!』と考えていらっしゃる方は現実を見ましょう。このコースを学んだだけの技術力と短い期間では無理です。『完成しただけで御の字』ぐらいに目標設定を抑えましょう。
まずは技術力のアピールを
売れる、流行るものを作るという気持ちは、商業ゲームを作るうえで必ず意識しなければならないことだとは思いますが、このコースのオリジナルゲーム制作はあくまでもコースを修了させるもの。自分の腕試し、習作、求人応募先の企業に提出する作品歴、『ポートフォリオ』を充実させるために作るものです。
ですからまず優先するべきなのは、『応募先の企業に自分の技術力をアピールする』ということです。
企画職か開発職か
『私は流行る、売れるゲームを作りたい! それが第一の目標! だから私は売れる企画で勝負!』という方もいらっしゃるかもしれませんが、それはUnityによる技術職・開発職ではなくて、企画職です。その場合はUnityコースだけではなく、企画の勉強も合わせて行い、複数のゲーム企画書をポートフォリオに含めて応募するのが良いと思います。わざわざゲームにする必要がありません。
もし制作よりも企画の方に興味のある方は、こちらの動画が参考になるかもしれません。玄人のゲーム制作者さんがゲーム企画のやり方について詳しく説明していらっしゃいます。
あなたの作るべきものを
では、『技術力のアピール』を念頭にオリジナルゲームの構想を練ってみましょう。
その場合、あなたは何を作るべきでしょうか。
正直言うとそれは千差万別だと思います。ただ一つはっきり言えるのは、
『作り手が作りたくない物を延々と作り続けるのは苦痛だろう』ということです。
例えばあなたがRPGを作りたくてゲーム会社に就職したとします。しかしその会社はパズルゲームしか作らなかったら、ずっと納得いかないまま働くことになるのではないでしょうか?
あなたがUnityによるゲーム制作を志したのには何かしら描いた青写真があるはずです。そのシステムの一部だけでも実現したもの、そしてあなたの作風にあったゲーム会社に訴求するためのものを制作するのが良いと思います。
何にせよ、
『あなたはUnityを扱うことで、何を作りたいのか?』
『Unityを使ってどんな仕事に就きたいのか?』
『その仕事はUnityを覚える必要があるのか?』
というのを深堀して考え、導き出した結果にコミットするゲームを作るべきだと思います。
もし『そもそも私がやりたい仕事や作りたいゲームにUnityを使う必要がないかもしれない』と思ったら、あなたはテックアカデミーUnityコースで学ぶ必要がないのかもしれません。
ゲームの企画を立てる以前に、ご自身のキャリアを企画するにはどのようなゲームを作る必要があるか、まずそれに注力するべきだと私は思います。
次回は『私はなぜUnityを学び、どう活かしたかったのか』に関してお話したいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
オリジナルゲーム制作の抜け道【テックアカデミー・Unityコース体験記 ⑦】_TECHACADEMY Unity
※注意:
私がこのコースを受講したのは2019年4月頃です。
執筆しているのは2021年6月ですが、コースの内容は当時とは内容が変わっている可能性があるので注意してください。(これまで2020年4月からと記載していました、正しくは2019年からでした。申し訳ございません)
この記事をご覧いただきありがとうございます。
カバかもんです。
シナリオライターをやっています。まだ一年目のペーペーです。
このシリーズでは私がプログラミングスクール『テックアカデミー・Unityコース』を受講した感想をお伝えしたいと思っています。
あくまでも私が見聞きした範囲の話になるので、フワッと参考になさるぐらいに留める方がいいかもしれません。
どうぞよろしくお願いします。
今回は、テックアカデミーUnityコースのハイライト、
『オリジナルゲーム制作』に関して語っていきます。
お伝えしたいことが多く、何編かに分けて投稿いたします。
最後までご覧いただければ幸いです。
オリジナルゲームを配信するまでが目標
テックアカデミーUnityコースでは、オリジナルゲームを制作するだけではなく、GooglePlayなどのプラットフォームにて配信するまでをゴールとしています。
こうするのには色々メリットがあったり、結構面倒臭い問題が出たりもするのですが、詳細は今後述べることにします。
現段階では、『作るだけじゃなくて配信まで行う』ということだけ覚えておいてください。
実は敷居が高くない
オリジナルゲーム制作に挑むからといって「自分に出来るのか」という不安に見舞われる人がいるかと思いますが、実は簡単に課題をクリアできる抜け穴があります。
それは、このコースの学習で作ったゲームに何か一つ手を加えれば、オリジナルゲームと言い張ってよいということです。
抵抗があるかもしれませんが、元あるゲームにアイディアを一つ足してより面白くするというのも企画力を養う手段の一つだと私は思います。
実はどうしてもオリジナルゲームの企画が思い浮かばなかった際に、こっそりメンターから提案される手段だったりもします。
著作権に注意
学習教材のゲーム素材に手を加えたものをオリジナルゲームとして配信してもよい、とメンターから提案されるのは、そのゲーム素材(アセット)の著作権の持ち主が、商業利用等を許可しているからです。
市井に出回る、ちょっと自分で組み立てるだけでゲームになるアセットに関しては、学習用として販売されているものも多いため、物によっては素材の一部を拝借するだけでも著作権違反となる場合があります。もしそのようなアセットを利用する場合は、著作権のガイドラインを読むように心がけましょう。
ちなみに世の中には、そのゲーム素材をほぼ何も手を加えず、作者の許可を得ず販売されている『アセット・フリップ・ゲーム』なるものが存在します。
悪意を持って手軽に利益を得ようとする行為なので、一部のゲーマーからは唾棄されています。
もしあなたがこのコースのオリジナルゲーム制作の段になって、何も思い浮かばず、仕方がなく教材に手を加えたゲームを配信することになっても、「今回は学習のためだから許される」ということを念頭に置いておいてください。同じ手段で販売するのは止しましょう。
ちなみにこちらの動画ではアセット・フリップ・ゲームを面白おかしく解説してくれているので、ご興味のある方はぜひご覧ください。
次回は『オリジナルゲームを作り出す前に』に関してお話したいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
メンター制度は価値の大半!?【テックアカデミー・Unityコース体験記 ⑥】_TECHACADEMY Unity
※注意:
私がこのコースを受講したのは2019年4月頃です。
執筆しているのは2021年6月ですが、コースの内容は当時とは内容が変わっている可能性があるので注意してください。(これまで2020年4月からと記載していました、正しくは2019年からでした。申し訳ございません)
この記事をご覧いただきありがとうございます。
カバかもんです。
シナリオライターをやっています。まだ一年目のペーペーです。
このシリーズでは私がプログラミングスクール『テックアカデミー・Unityコース』を受講した感想をお伝えしたいと思っています。
あくまでも私が見聞きした範囲の話になるので、フワッと参考になさるぐらいに留める方がいいかもしれません。
どうぞよろしくお願いします。
メンターとは?
テックアカデミーは『メンター』の充実を売りにしています。
メンター制度は、週2日30分間、オンライン通話などにより直接指導などを受けることが出来るサービスです。
現役エンジニアが指導してくれるので、コードの間違いなどがあればすぐにそれを指摘してくれます。その際、Slackというチャットサービスを利用して、当該ソースコードを映したスクリーンショットを送り確認してもらうという方法だったと思います。
SlackはUnityコースを始める際に設定します。
Slack:
価値の大半はメンター制度にある
前述した通り、テキスト教材はクソみたいなものです。これだけなら一万円払うのも惜しいのですが、辛うじてオリジナルゲーム制作とこの『メンター制度』があるからこそ、2,30万支払っても仕方がないかと思えるぐらいのサービスとなります。
では、メンター制度のメリットを挙げていきます。
詰まり知らず
独学で学習しているとどうしても思い通り動いてくれなかったり、そこから先に進めない詰まった状態になりがちです。
そのせいで学習を断念したりする場合もあるのですが、メンターに相談すればあっさりと解決してくれます。学習を断念したり、時間を無駄にするリスクが減ります。
オリジナルゲーム制作に迷わなくても済む
コースを受講する際に、オリジナルゲーム制作をこなすことが出来るのか不安に思われる方もいらっしゃいます。ですが心配は無用で、何もアイディアが思い浮かばないときは、メンターから提案して頂けます。もちろん、実現可能な範囲であればご自身の作りたいものをメンターに提案すれば協力してもらえます。
学習内容以外の情報も聞ける
私がオリジナルゲーム制作の際に、学習内容にはないが、自分が本当に制作したいゲームのシステムを盛り込みたいと思ってメンターに相談したところ、「専門外の仕組みだけど……」と言いつつも、なんだかんだで手伝ってくださいました。おかげで他の作品と差別化したゲームが制作できたと思います。
(その仕組みは、アイテムスロットにアイテムを格納して使用する仕組みです。)
業界の情報も聞ける
私の場合、ちょっとややこしい経歴と志望動機の持ち主でしたので、「このコースを修了しても転職に役立つのか?」、「コース修了後はどのように動けばいいのか」など、就活相談のようなものを時間の許す限り聞いていました。
こういうことを聞かれるのを嫌がるメンターさんもいらっしゃるとは思いますが、私の場合は親身になって話を聞いてくださったので、何かと有意義な情報をお聞きすることは出来ました。
例えば、『Unityroom』などの外部サービスを利用することや、個人ゲーム制作者交流会や短期間で個人ゲーム制作者がチームを組んでゲームを制作する大会・ゲームジャムに参加することなどです。
Unityroom:
ゲームジャム:
『Unity1週間ゲームジャム』おススメ作品ピックアップ | Made with Unity
メンターさんはアンケート等で社内評価されているらしく、受講者のニーズにこたえようと結構頑張ってくれます。
聞き出し方や当たりはずれもあるかもしれませんが、30分という面談時間を、技術的な指導ばかりではなく、こういった情報を聞き出すために活用されると、受講料に見合った価値を自ら上乗せできるかもしれません。
メンター面談を受ける際の注意
質問はあらかじめ用意しておく
面談の時間は一回30分(実質20分ぐらい)しかないので、教えてもらいたいことは予め用意しておいた方がいいです。すぐに問題のあるソースコードを開けるようにするとか、聞きたいことを箇条書きにしたメモを用意しておくとか。
遅刻厳禁
たしか二回以上遅刻や無断欠席すると、その後面談を受けられなくなるといった規約があったと思います。改訂されているかもしれませんが、一度予約を取ったら時間厳守を心がけてください。
ウェブカメラの用意
ウェブカメラが必須です。ノートパソコンに備え付けのものでも構いませんが、マイクが外付けならば、事前に用意して起動するかチェックしておきましょう。
次回は『私が制作したオリジナルゲーム』に関してお話したいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。